勉強会

第15回有機茶の栽培技術勉強会

2016年01月12日 00:00

2016年2月12日(火)
奈良県月ヶ瀬にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏


今回は奈良県に全国から11茶園が集まりました。
早速午前中は茶園視察。
施肥設計や土壌分析データを参照しながら茶樹の状態を観察。

自然に育まれた作物とは異なり、畑というのは収穫という作業があります。
収穫しなければ自然の状態ですが、人間が収穫する不自然さを
化学肥料を使わずに有機物だけでどう補い管理すべきか。


午後は講義。質問も飛び交い問題を解決していきます。
 

 



 

第14回有機茶の栽培技術勉強会

2015年10月11日 20:00

2015年8月10日(月)
静岡市にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

午前中は講義にて土壌の分解に加え香りの話。有機栽培だと香りもコクも作ることができることや、香りは糖ということ、加水分解して香りを出すが発酵茶の場合は香りを切ってしまっている、など。
午後は、皆さんの一番茶を検証。ほ場データと照らし合わせていきました。講師に言わせると全体的にまた一段と品質が向上したとのこと。この先が楽しみです。


 

第13回有機茶の栽培技術勉強会

2015年02月12日 20:00

2015年2月12日(木)
静岡県牧之原市にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

今回は静岡県牧之原の茶園にて開催。午前中はほ場に行き実際の茶樹の様子を判断します。場所により異なる土壌性質に向けた対応策なども。
 
講師の小祝氏。
 
午後は講義。土壌の分解を高めるためのポイントから土壌性質を向上させる具体的な方法まで。

 

第12回有機茶の栽培技術勉強会

2014年08月04日 22:00

2014年8月4日(月)
静岡県静岡市にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

2014年産の一番茶を持ち寄り試飲。各茶園データと比較しながら講師がアドバイス。今回は手揉みのお茶を持ってきた茶園も。皆さんの興味を引き付けていました。

午前中は講義、昼には日本食の米国輸出のアドバイザーを招きお話しを伺い、その後手揉み茶の披露。そして2014年産の一番茶の検証と盛りだくさんでした。
若手育成のための強化プログラム案も。

 

第11回有機茶の栽培技術勉強会

2014年01月13日 22:00

2014年1月13日(月)
京都府の和束町にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

今回は京都の和束町の茶園で開催です。静岡からは皆で車で前日入り。1泊の勉強会は夕食時の茶農家同士の交流も楽しみのひとつ。2008年からの付き合いで皆、気心も知れて和気あいあい。翌日は早朝から勉強会スタート。まずは和束町の茶産地風景を見ながら、ほ場の視察検証。
その後、講義と各茶園のほ場シートの検証。
有機栽培技術の蓄積により、いろんなことがわかってきています。有機茶でこれまでのお茶の常識をくつがえすことができるメドもたってきました。ますますおもしろくなってきた有機栽培。生産者も頭を切り替えて、新たな視点が必要になってきています。

 

第10回有機茶の栽培後術勉強会

2013年08月03日 22:00

2013年8月3日(土)
静岡県藤枝市にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

藤枝の2茶園を視察。茶樹の状態は良好。勉強会も回を重ねるうちに、後継者世代が本格的に参加するようになってきました。時の流れを感じます。
途中参加の後継者世代には基礎の話しも振り返りながら説明。回より各茶園、ほ場シートを提出し共有しながら、より具体的な理解を深めていく方法をとっています。の後2013年産の一番茶を皆で検証。前回同様、一定の品質向上が印象的でした。
おなじみの基本。
炭水化物主体で考える有機栽培では、炭水化物の代表的な物質に着目します。炭水化物(CHO)から作られる写真の成分。根から直接炭水化物を持ったアミノ酸を吸収できることが、有機栽培のメリット。そうすることで一般の栽培の作物よりもおいしさと栄養価を高めることが可能です。

 

第9回有機茶の栽培技術勉強会

2012年07月30日 22:00

2012年7月30日(月)
静岡県藤枝市にて開催
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

 

谷稲葉と助宗の2茶園を視察。一部に鉄分の多く含まれる土壌がある地域で、施肥設計もオリジナルが求められます。
各茶園の2012年産の一番茶の検証。
講師からも「全体的な品質が上がった」と喜びの声。輸出に力をいれている茶園主からも「これなら海外でも勝負できる。」と一定の勉強会成果が印象的でした。
レベルアップしている勉強会内容に皆さんも真剣。有機栽培だからこそ育て上げることができる、おいしさと栄養価に向けて茶園管理を考察していきます。

 

第8回有機茶の栽培技術勉強会

2012年02月01日 22:00

2012年2月1日(水)
静岡市清水区の有機茶園にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

今年の新茶に向けてのTV局の取材が入ったため、今回も一部放射性物質の話しになりました。今回の視察茶園は台風被害に遭い、山の茶畑へ行く道が倒木で遮断。復旧がなかなか進まず、畑に手をいれることができませんでした。
この状態からいかに茶の樹を復活させるか。
勉強会にとっては良いサンプル。自然相手の農業ですから厳しい現実にも対応できる技術が必要です。
今回は静岡大成高等学校放送部の学生さんも参加。消費者の放射能問題に対する独自アンケートの結果を発表してくれました。

 

第7回有機茶の栽培技術勉強会

2011年08月02日 22:00

2011年8月2日(火)
静岡市清水区の有機茶園にて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

福島原発事故後、初めての勉強会。今回は放射性物質についても深く学びました。講師の小祝氏は有機栽培の畑の方が除染が早く進むことを、TVカメラに話しています。
各茶園の品質の向上が見られ、次回より勉強会内容をレベルアップすることになりました。より具体的な施肥管理へと進んでいきます。基礎をみっちりやってきましたので、今後の進化に期待です。

 

第6回有機茶の栽培技術強会

2011年02月15日 22:22

2011年2月15日(火)
三重県鈴鹿山麓研究学園都市センターにて
講師:ジャパンバイオファーム小祝政明氏

写真は前日に立ち寄った奈良県の有機茶園。翌日は三重県の有機茶園にて勉強会。午前中は茶園視察の予定が、雨が降り、朝から講義で盛だくさんの内容となりました。午後に雨が上がりほ場視察もできました。

台刈りしたら微生物を使って分解
有機窒素を畑にいれると土壌に入ると必ず無機化現象を起こします。物質というのは一定の形にとどまらず変化する。例えば魚は放っておいたらアンモニアくさい匂いがしてくる。魚はタンパク質と思っていても腐ってくるとアンモニア。そういうふうに形を変えていく。施肥して木に吸われてしまえば何の問題もない。無機化したくてもモノがない以上話しにならないから。ただし、吸われなかったら・・・。そこにバクダンが残る。残って無機化現象が起こる。根がしっかり張っていれば吸われるから良いが、根が上根しかなくて肥料が下に通過してしまったら、下の部分に肥料がごっそり残っている。無機化現象が起きて硝酸態になって土壌に硝酸がたまる。葉っぱが芽吹いて水を吸い上げる力が出ると、これが毛管現象で上がってきて吸われる。そうすると採った新茶が苦い。問題なのは土壌の中に残してしまうと、夏の間に硝酸態窒素ががっぽり残り、翌年の新茶で吸われ最悪のものができてしまう。そうならないように管理していくこと。
畝間にある有機物(台刈りした枝)がちゃんと分解しているか?台刈りした枝はセルロース。つまりブドウ糖のかたまり。pH調整して醗酵したらコレは宝物。台刈りしたら微生物を使って分解してあげること。

根の張り
苦みや渋みは硝酸態が多いと出やすいので根を張りやすくすること。根の量が多いと数スピードがぜんぜん違う。基本的に根量を多くする手立てを考えておかないと絶対にだめ。肥培管理はもちろんのこと、根量が多くて肥培管理が合っていればそれはもちろん量も出るし質も良くなる。
7月の中下旬に石灰まいてpHを調整してセンイが分解して多頭類に変化すると、翌年(新茶)の準備になる。まず根を張らせることが大事。そして秋の葉っぱを光合成能力の高いものに作る。この親葉の光合成で炭水化物をたくさん作り、出てくる新芽に対して炭水化物量が余るようになると甘みがのってくる。根量が少ないとその現象っも少なくてスジっぽい甘みの少ないものができてしまう。

その他、酢の使い方、バチルス菌、ソリブリュ、散水についてを学びました。

 

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